帆布トートバッグのレザーハンドルメンテナンス

オリジナル帆布トート(BCBG-C001)を使い始めて1年半ほどになりましたので、レザーハンドルのメンテナンス。

トートバッグのカシメを外してハンドルの底面、コバに保護剤を塗ります。
トコノールという商品が使いやすくて評判が良いのでコレ以外は使ったことがありません。

トコノールを塗る際、ガラス板を使って延ばすのが一般的みたいですが、私は写真のようにバターナイフを使っています。
※ガラス板も使ってみたいのですが、バターナイフと比べるとちょっと高価なので。

底面はバターナイフでパンにバターを塗るように延ばしていきます。
厚く塗りすぎないように、そして表面が平らになるように何度も撫でるように伸ばしていきます。
塗る際、私は一方方向に伸ばしていきます。(ケバを寝かせて平らにするため、往復するとネタ毛羽がまた起きてしまうような気がするので。)
後、一気に広い面にトコノールをつけてしまうと、乾いてきてしまうので、10cmくらい塗ったら、伸ばして艶出しして、また続きをやるって感じで進めています。

底面が終わったら続いてコバです。
コバもバターナイフの先を使って少しずつトコノールをのせていきます。

コバのトコノールを延ばすのはこんな棒を使っています。

この棒、溝が付いているので、コバの表面のRがこの溝に合うのであれば、その溝に入れて磨くときれいにできます。
ただ、今回のハンドルはコバ面が直角でRがないので、棒の先端部分で延ばして、最後に溝に入れて磨きました。
こんな感じで光沢が出てきます。

やればやるほど光沢が出てくるのでやめる勇気を持たないと延々とやり続けてしまうのでご注意を。

コバ面が終わったら最後に銀面(表面)にオイルを塗ります。

綿布で優しく伸ばしていきます。
綿布は切れ端が安く販売されているのでそれを使っていますが、着古しの綿Tシャツとかを切って使うのも良いと思います。

完成したハンドルがこちら。

上:作業後 下:作業前
左:作業後 右:作業前

遠くから見るとわからないと思いますが、近くで見るときれいです。

両ハンドルとも作業が終わったらトートバッグにカシメで取り付けて完了です。

自分でメンテナンスすることで、自分だけのオリジナルバッグになっていくようで楽しい作業でした。
良かったら試してみてください。

 

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