折角のきれいなヌメ革に雨染みがついてしまった。
バッグに限らず靴や財布などヌメ革を使った製品ではよくあることです。
調べるといろいろ対処方法が見つかると思いますが、一番多いのは思い切ってたっぷりの水を含ませたウエスで湿らせるというものです。
そこで今回は、実際にビターキャッツ帆布製トートバッグ(BCBG-C001)を使って試してみたいと思います。
早速ですが、以下は2019年6月から私が実際に使っているトートバッグです。
天気に関係なく3年近く使用しているため雨染みができています。
今回はこれを使ってシミがどの程度きれいになるのか試してみたいと思います。
水分をしみこませてみる
いろいろと調べてみると、勇気をもってたっぷりの水を含ませてシミをぼかす方法が目に付きます。
まずは、この方法で試してみたいと思います。
まず、たっぷりの水を含ませた綿生地を軽く絞ってレザー部分に水分をたっぷり浸み込ませます。
勇気をもって、たっぷりと浸み込ませていきます。
たっぷり水を浸み込ませました。
色が濃くなっているので、シミは薄くなったように見えます。
左側は何もしていないレザーで、右側が水をしみこませたレザーです。
シミは全く綺麗になっていません。
残念な結果となりました。
気を取り直して、今度はレザー用のメンテナンスオイルを使ってみます。
今回使用するオイルはこちら。
水を含ませるときと同じように綿布を使ってレザーに塗り込んでいきます。
結果。
シミが薄くなったというか、周りの色が濃くなってシミが目立たなくなったというのが正しい気がします。
何回か繰り返せばシミは目立たなくなる可能性はありますが、その分色が濃くなってしまうかもしれません。
別の場所で再度、オイルを試してみます。
先ほどのシミと比べると若干薄いですが、試してみます。
結果。
シミが薄かったせいもありますが、こちらはだいぶ目立たなくなりました。
今回の結果を見ると、ビターキャッツ帆布トートバッグのハンドルに使用されている栃木レザー製ヌメ革のシミにはオイルが良いかもしれません。
ただオイルを塗ると全体的に色が濃くなる(飴色に近づく)ので、ご理解の上お試しください。
どうしてもハンドルの汚れが気になる方のために、ハンドルのみ交換作業も行っています。
お気軽にご相談ください。